小○っていう、少し海風のにおいが残る地方都市。駅前のコンビニで、青い制服のギャルがレジに立っていた。
長いネイルを器用に使ってレシートを渡しつつ、口調は強め。「袋いります?」って、やけにクール。
でも、その目は結構まっすぐで、気が強いだけじゃないって分かる。
その日、休憩スペースで彼女がスマホをいじってるのが視界に入った。画面に一瞬マッチングアプリの通知。
「見た?」
「ごめん、たまたま」
「別に。彼氏いるけど、役に立たないからさ」
そう言って肩をすくめる。愚痴っぽいのに、どこか諦めた笑い。
「ご飯いく?」って聞いたら「今日はバイト終わりだし、ちょっとなら」って即答。強気なのに意外とノリはいい。
店に入ってから、年齢確認と同意はきちんと。お互い成人だけど彼女は18歳くらいに見えた。
無理なことはしない。嫌なら止める。
彼女も「変なことしたら途中で帰る」って念押し。
「彼氏さ、全然働かないんだよね」
グラスを揺らしながら愚痴をこぼす。俺は相槌を打ちつつ、彼女のテンションと赤くなった顔を見てた。
「今日は気分転換。変なことはしないって言うなら、マッサージくらいならいい」
そう言って、ホテルに移動することになった。
部屋に入って、もう一度確認。少し強引にカメラをまわす。
さんざん説得すると
「わかったよ、撮影はOK、顔は映さない」
「ありがとう、ちょっと抵抗したり嫌がるのが好きだからそんな感じでやろう」
「いいけど・・合図は“ストップ”。それが出たらストップね」
「了解」
彼女はあきらめたようなおびえたような表情で、青い制服のままベッドに座った。
マッサージを始めると、彼女は腕を組んで言う。
「胸は凝ってない!そこやらなくていいから」
「分かった、肩と背中中心で」
強気な声、でも指が背中を滑るたびに、呼吸は浅くなる。
「……冷たい」
「すぐ温まる」
オイルを手のひらで温めて、ゆっくり背中をほぐす。彼女はわざとらしく「やめてよ」って言うけど、合図は出ない。
「続けるよ?」
「…演技だから」
そう言いながらも、首筋に触れると小さく声が漏れる。制服の襟元を少しずらして、肩甲骨のあたりを丁寧に。
「胸はやらないって言ったでしょ」
「触らない。怖くない?」
「怖くない、でも…」
その“でも”が、次の合図だった。
「触れていい?」
「…うん。ちょっとだけ」
合意を確認して、胸元に指を当てる。彼女は「だめ…」と言うけど、演技だって分かってる。
それでも、俺は何度も確認する。「ストップ?」
「ちがう。続けて」
声が少しずつ甘くなっていく。制服のまま、でも肌は熱い。
下に手を伸ばす時も、きちんと合図を取る。
「嫌なら止める」
「わかってる…して」
指を滑らせると、彼女は腰を小さく浮かせた。
「…やだ…」
「ストップ?」
「違う…もっと」
演技が混じってるのに、本音の声が滲む。
息が荒くなった頃、彼女がぽつりと言った。
「…ゴム、つけて。そこだけは」
「分かった。最初から最後までつける」
そう言って装着。彼女は安心したように頷いた。
途中「外したフリ」をしてみせると、彼女は本気で焦った顔をして「え、待って!」と叫ぶ。
「大丈夫、フリ。ほら、ついてる」
彼女は胸を押さえて、ぷるっと震える。「びっくりするから、やめてよ…」
「ごめん。続ける?」
「…続ける」
バックの体勢に変える前にも確認。彼女は「うん、いい」と頷いた。
ゆっくり動かすと、彼女はシーツを掴んで震える。
「…もう、だめ…っ」
「イく?」
「…っ、うん」
最後は声が途切れて、彼女はぐったりとベッドに崩れた。
「大丈夫?」
「…うん。ちょっとぼーっとしてるだけ」
バスローブを直しながら、彼女は小さく笑った。
「ね、ちゃんと合意守ったでしょ?」
「当たり前。約束は守る」
窓の外には小○の夜景。彼女はぼーっとしたまま、まぶたをゆっくり閉じた。その顔は少し泣いているように見えた。
