性欲群青の感想

スポンサーリンク

マンガ「性欲群青」の感想。性欲(リビドー)とはいわゆる性衝動のことで、フロイトによればそこにむかう力やエネルギーをそう呼んだものです。群青は、もちろん色のことですね。ラピスラズリやラズライトから作られるウルトラマリンの青色。日本では青春という言葉からもわかるように、若さを青で表現する文化があるのでこの作品のタイトル「性欲群青」もそれを狙って付けられたのかな、と思っています。

感想(ネタバレあり)

この作品は鉢本さんのコミックバベルに収録されている作品をまとめたコミックスで、comicバベル2017年からコミックバベル2020年1月までの作品が収録されている。おじさんがでてくるエピソードは第1話の「風邪」で、どうやらcomicバベルの2019年9月号の収録らしい。

「風邪」はヒロインが風邪をひいて学校を休むところからストーリーが始まる。あまりの重病でトイレにも行けずお漏らししてしまい、羞恥心の中で眠りについたヒロイン(ゆみ子)。そこに帰ってきたのは、ゆみ子を養っている叔父さん(両親は既に他界)ゆみ子の熱の高さに座薬を入れようとする叔父さん(と、抵抗するゆみ子)そこにやってくるのが同じクラスの佐藤亮太。

そこから例のシーン、りょーちんごめん、大嫌いだった叔父さんにこんなことされているのに。ってのにつながってくわけですね。最後は、りょーた君の勇気を出したお誘いと、それを素直によろこぶゆみ子に心が救われる話でした。

そこから2話目以降は「ビデオ撮ろうよ」や、「ラブゼネレーション」といった作品が続く。ビデオ撮ろうよは企画で、メガネのミキちゃんとヤマダさんが登場する。そんなに爽やかさはないかも?ラブゼネレーションは友達の麻弓に恋人(C組の海野修一)ができちゃってふたりのラブラブなところをじっくり観察しちゃうという話。あーこれはちょっと青春ポイ。群青感があるぞ。いいぞいいぞー。

それから解消同盟はこっそりとプールの授業を抜け出す西さんと金子君の話。この二人は似た者同士だ。これは青春って感じ。お互いに解消できてよかった。

柔よく剛を、はコメディ感の強い作品だった。特にリボンで金髪の柔道部員っていう設定はすごいファンタジー。それから、攻めっ気のある、黒髪大和撫子の、美人竜崎さん。漫研の人がマンガを書かなくなった設定が受ける。

引っ越シましたに関しては既に青春でもなんでもなくて横やり系の作品になっているし。あとその後のメイドの作品に関しては神通力が登場してやっぱりファンタジー。なんか最後ホラーっぽいなこれ。メイドのユイちゃん(信子さん)すべて忘れてしまってない?で、ラストが「君を売る」なんだけど、これはちょっと悲しいお話だったね。借金がかさんじゃった男がしょうがなく妻を差し出すみたいな。

レビュー(ネタバレあり)

こういう青春系の作品って何があったかな。なんかアオハルバスター、アオハルブレイカー系の作品があった気がするけど。この作品はタイトルに群青とあるだけあって、青春系のオムニバス作品集になっているのだけど、青春系じゃない作品やコメディ色の強い作品もあった。恐らく作者の鉢本さんがちょっと青臭いふふふって笑っちゃうような作品が好きなのかなと持ってて、そういった作品が好きな人や、この絵が好きな人。あとは広告でおじさんのやつを見て気になっていた人は買いの作品だと思う。青春系で★5つ!

TLマンガを探すなら